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2009年11月24日火曜日

新しいイベントについて

 ユーザーさんが新規記事をアップするには抵抗があるみたいなので、管理人の私が投稿して意見を集めてみようと思います。
 先日、前の記事で碧龍さんからいただいたコメントの中で、維持管理費というイベントをご提案いただきました。
 このイベントは「線路の長さに応じて金額を支払う」というものです。

 そこで、ちょっと検討してみました。
 「Tokyo Railways」には支払いが伴うイベントが3種類あります。
 1)法人税   - 保有している資金に応じて支払う
 2)固定資産税 - 連結している大都市数に応じて支払う
 3)利子    - 借金の額に応じて支払う

 1、2はボードゲーム版の共通ルールに登場するイベントで、すべてのマップに登場しますが、3は後から追加したイベントなので、初期のマップには登場しません。
 3はちょっと特殊な目的で作ったイベントで、これは難易度の高いプレイヤーはあらかじめ借金を多く抱えてゲームを開始するので、さらに難易度を高くする目的で新設しています。また、1の法人税が出てしまうと、借金を返さずに手元に資金を持っているほうが有利になってくるので、法人税が出た後でも借金を早めに返させるようにプレッシャーをかける目的も持ってます。また、無謀な借金をして一気に路線を建設することを難しくする目的も持ってます。
 1と2はずばり勝利条件に近づいてリードしているプレイヤーを狙い打ちにしたイベントで、状況が不利なプレイヤーに逆転の目が出てくるようにするのが主目的です。
 資産は勝利条件のひとつなので、資金が多いということは資産が多い可能性が高いということで、これを狙ったのが1)法人税です。
 それに対して、大都市の接続数も勝利条件のひとつなので、これを狙ったのが2)固定資産税です。
 
 さて、今回提案があった、「線路の長さに応じて金額を支払う」という維持管理費というイベントですが、これは路線が長いプレイヤーを狙い打ちにしたイベントです。資産・大都市接続数・列車の種類が同じ場合、路線が長い方がカバーできる場所が広いので有利です。そういう意味で有利なプレイヤーを狙い撃ちにしているように見えるかもしれません。
 でも私は別の意見を持ってます。このゲームをやりこむとわかると思うのですが、無駄な線路を引くとその分だけ勝利から遠ざかります。だから、普通はなるべく効果的で短い路線で済ませて、資金を残して列車をアップすることにその金を回したいと思いながらプレイしています。大都市間の接続に使用できる路線なら、列車のアップ条件を満たせるし、勝利条件も満たせるから、積極的に建設するケースも多いです。でも、仕事に恵まれなくって、しかたなく勝利条件に関係ない路線を長く引かなきゃならないケースも出てきます。この場合は資金が厳しくなり路線が長くなります。
 だから、今回提案があった維持管理費というイベントは、どちらかというと負けているプレイヤーの敗北を決定付ける気がするんですよ。これはちょっと厳しい。私の判断としては申し訳ないのですが、このイベントは採用できません。

 もちろん利子にも同様の面があります。でも利子は借金の額が少なければそんなに大きな額ではないです。これは心理的に借金をしにくくする事が目的で、そんなに大きな効果が出ない範囲に金額を抑えているつもりです。

 さて、今回この提案をいただいて、ここまで検討してきた中で、ひとつ気がついたことがあります。それはこのゲームで有利な状況というのは資金が多くて、大都市を多く接続していることだけではないということです。有利な状況というのは速度が速くって、積荷が沢山つめる列車を持っているというのもあるじゃないですか。でも、よく考えてみると、この条件を狙ったイベントがないですねえ。
 そこで、私は新しいイベント「整備費」を考案してみました。
 こんなイベントです。

 保有している列車の能力に応じて整備費として金額を支払う。
 整備費は速度に対する金額と、積み荷量に対する金額の合計である。

 速度に対する金額
  速度27 -   0
  速度33 -  20
  速度39 -  40
  速度45 -  60
  速度63 - 100

 積荷量に対する金額
  積荷2  -   0
  積荷3     10
  積荷4  ー  20
  積荷5  ー  30

 つまり速度27-2の列車なら支払う金額は0、45-4なら支払う金額は80、63-4(弾丸列車)なら120となります。もう少し金額の傾斜をきつくしてもよいかも。

 さて、長くなりましたが、ユーザーの皆さんからもイベントに対するご意見を求めます。
 今回の「維持管理費」や「整備費」に対する意見や、新たなイベントの提案などイベントに関するものなら何でも結構です。この記事にコメントをつけてください。

 みなさんのコメントをお待ちしています。

7 件のコメント:

  1. >私は新しいイベント「整備費」を考案してみました。

    >保有している列車の能力に応じて整備費として金額を支払う。
    >整備費は速度に対する金額と、積み荷量に対する金額の合計である。

    確かに、今のルールでは列車のアップグレードに対してのリスクが全く無かったと言っていいほどです。

    整備費の金額については、以下の形で考えてみたのですがどうでしょう。

      速度に対する基本額
      速度27 - 10
      速度33 - 20
      速度39 - 30
      速度45 - 50
     (速度51 - 70)
     (速度57 -100)
      速度63 -130

      積荷量に対する倍率
      積荷2 - 0.5
      積荷3 - 1.0
      積荷4 - 1.5
      積荷5 - 2.0

      カッコ内は参考までに

     計算式は以下のとおり

     整備費の金額=速度に対する基本額×積荷量に対する倍率

     例)初期状態 (27-2)の場合 10 ×0.5= 5
       通常の最大(45-4)の場合 50 ×1.5= 75
       弾丸列車 (63-4)の場合 130×1.5= 195


    イベントについて新たに思いついたものをひとつ

     「濃霧」イベントです。

     効果は、1ターンの間、プレイヤーの移動力が通常の半分になり、さらにフェリーでの移動が禁止される。というものです。

    返信削除
  2. 碧龍さん
    コメントありがとうございます。
     整備費イベントは私の案が速度と積荷で足し算しているの対して、碧龍さんの案は掛け算で算出するという対案と理解しました。
     私なりに検討しましたが、アイデアとしては碧龍さんの案の方が良いとは思うのですが、ボードゲーム版ではあんまりプレイ中に掛け算をするのは面倒だなという点があり、表にしてたほうが良さそうです。あと、掛け率については積荷2と4で3倍違うのはちょっと変な気がします。積荷って軽視する人が多くって、積荷増やすのとスピード増やすのではほとんどの人がスピードを増やす気がします。だから積荷の量にに比例するくらいがちょうどいいかなと思います。
     そんなわけで、私の対案を作って見ました。

        積荷
    速度   2   3   4   5
    27  10  15  20  25
    33  20  30  40  50
    39  30  45  60  75
    45  50  75 100 125
    63 100 150 200 250

    実際には存在しない列車もありますが、まあ、将来は出てくるかもしれないので、載せておきました。
    これだとちょっと気になるのは例えば速度63ー積荷4の列車だと、「アップグレード費用が100なのに整備費で200もかかっちゃうのはなぜ?」って気がします。でもまあ、最新の技術を使うと、予定の3倍くらい費用がかかっちゃうていうのもありがちな気がするから、まあそれもいいかなって思ってます。

     それからもう一つ、「濃霧」イベントですが、これって自然現象だから全プレイヤー適用ですよね。自然災害系のイベントって基本的にはそれなりの対処ができるようなルールを選んでます。たとえば、大雪なら丘や山を避けるとか、洪水なら河川を避けるとか、大震災なら都市を避けて一つ余計に積荷を積んでおくとかで被害を軽減できます。でも、濃霧イベントの移動力半減は全員一律だからちょっと意味がないかな、と最初は考えたのですが、もう一度検討してみたら考えが変わりました。
     このイベントのポイントはフェリーでの移動禁止の方ですかね。そういえば、今のルールだと、フェリーで海を越えるのと、トンネルや橋で海を越えるのでは、災害に対するリスクが一緒ですねえ。これってちょっと変ですね。たしかにフェリーだけに被害を与えるイベントが必要かもしれません。そうすると、速度だけでなくイベントのリスクを避けるという意味で、フェリーを避けてコストをかけてでも海峡を越える線路を作ることに意味がでてきますね。
     このイベントは採用する方向で進めます。

    ご提案ありがとうございました。

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  3. 最近の船舶災害ですと、座礁とか、重油・材木・コンテナ流出で航行不能 とかですかねえ

    一定の絞った条件でのみ負荷をあたえたい、であれば、「線路立体化」っていうのはどうでしょう?
    「都市計画による都市部交通整備が執行される。該当都市を通過するすべての事業者は工事の事業費負担をしなければならない。」ということで
    見た目はかわりませんけど地下化か高架化をして踏切とかなくす工事をした、というイメージ。

    特定の都市に接続しているプレイヤーにだけ課徴する、というものです。

    速度が半分、であれば「強風」とかどうですかねー

    「基準風速を超えた強風を観測。プレイヤーは徐行運転を余儀なくされ、移動はnマスに制限される。」

    あ、「」カッコは画面表示イメージです。

    ちなみに16マス、とか固定にすると、列車がグレードアップされているユーザーほど不利にできます。

    返信削除
  4. 行動に縛りを与えるなら、「終電」とか。
    同じ軌道を2度通過出来ず、かつあともどり出来ないようにすると目的地に向かって仕事駒置いてすぐ帰ってきてをブロックできて やきもきできます(苦笑

    返信削除
  5. pumpCurry さん、イベントの提案ありがとうございます。

    「線路立体化」ですが、都市を避けて線路を引いた方がリスクが少ないというのは、私としてはちょっと嫌です。大都市限定というのなら避けようがないけど、それだとほとんどのプレイヤーに適用されるので、ゲームが長くなるだけな気がします。プレイヤーが都市を避けながら線路を引く姿を見たくないので、ちょっとこれは却下します。

    「強風」は移動力が一定になるというアイデアは面白うそうですね。ちょっと検討してみます。

    「終電」はどういうルールなのかちょっと理解できてません。同じルートを二回通れないというルールでしょうか。環状線になってれば防げるという感じでしょうか。ちょっと不自然な線路を引いて対処する人が現れなきゃいいけど。

    いろいろ、ご提案有難うございました。

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  6. お久しぶりです。

    考えついたイベントの案について提案します。

      インフレ(デフレ)

      1ターンの間、仕事の報酬額が一つにつき+5(-5)される。
      (但し計算後の報酬額が10以下になる場合は一律で10、
       計算前の報酬額が10以下の場合はそのままの額。)
      また、線路の建設費が1マスにつき+1(-1)される(最低でも1はかかる)。

      車両故障

      現行の脱線事故とほぼ同じですが、違う点は仕事駒を失わない代わりに、
      修理費を30(例)支払う。
      また、該当プレイヤーの列車駒がいるマスには進入(通過を含めて)できない。

      2行目は、脱線事故にも適用されるようにする。

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  7. 碧龍さん、ご提案ありがとうございます。

    まず、インフレ/デフレですが、たぶん、報酬の方は、多少上がろうが下がろうが、待ってる余裕はなさそうだから、微妙なタイミング以外は結局このターンのうちに下ろしちゃいそうです。でも建設費が一時的に上がったり下がったりするというアイデアはちょっとおもしろそうですね。今建設する必要はないのだけど、安いから一気に建設するとか、今回は高いからちょっと建設は控えるとか、状況が変化しそうですね。
     ただ、コンピュータにこれを考慮させる思考ルーチンを作るのはちょっと面倒です。

     次に車両故障ですが、列車が邪魔になって他にも影響を与えるというのはおもしろいですね。迂回するにしても余計な歩数やお金がかかりそうだし。

     今は重たい新機能をたくさん作っているところなんで、新しいイベントを追加する余裕がないのですが、今後余裕が出てきたら検討してみます。

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